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【市況】6日の株式相場見通し=自律反発期待も中国株など外部要因懸念は継続

 6日の東京株式市場は、前日まで2日間の続落で日経平均株価は合計659円の大幅下落となったことや、前日の欧米株式市場が総じて堅調な推移となっているため、自律反発期待の買いが想定される。ただ、中国株式市場や外国為替相場などの外部要因に左右されやすい地合いとなっており、予断を許さない状態が続きそうだ。

 5日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比9.72ドル高の1万7158.66ドルと4日ぶりに反発した。前日までの3日続落での大幅下落に対する反動もあり、自律反発の買いが優勢となった。ただ、中国など世界経済に対する警戒感は依然払拭されておらず、ダウ平均株価は前日比マイナス圏で推移する時間帯が長かった。ナスダック総合株価指数は、前日比11.659ポイント安の4891.430と4日続落した。
 6日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円10銭台での推移となっている。

 日程面では、1月の日銀当座預金増減要因、4日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公開(12月15~16日開催分)、世界最大の家電見本市「CES」(~9日・ラスベガス)、米11月の貿易収支、米12月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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