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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,100円~18,500円。 

 米ダウ平均は、原油価格の下落を懸念し大きく下げる場面も見られたが、堅調な欧州市場と好調な新車販売を手掛かりに、急速に下落幅を解消し小幅高で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)35円程度値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から、日経平均はプラス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、外部環境がやや落ち着いてきた安心感から、好決算銘柄を中心に買戻しの動きが見られそうだが、為替市場での円高基調に変化が見られないことや、週末の米雇用統計の発表を控え、積極的にポジション構築を手掛け難いことから、指数の上値は限定的と予想される。

 テクニカル的には、一目均衡表の雲(18,447円前後)を、ローソク足の実体(始値と終値)で割り込んでしまったことはややネガティブで、本日中に復帰できれば「ダマシ」で済まされそうだが、浮上出来なければ当面の上値メドとして抵抗帯となる可能性が高い。下値は心理的節目である18,000円の大台を意識されそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、軟調な1部から資金が移動して堅調な展開が想定され、1週間の平均値である5日移動平均線(2,638ポイント前後)をサポートラインとし、上値抵抗の25日移動平均線(2,650ポイント前後)突破が期待される。マザーズ指数も、引き続きリスクマネーの避難先として、強い動きから200日移動平均線(882ポイント前後)を下値支持線とし、900ポイント奪還を目指すだろう。

 本日の予想レンジ 18,100円~18,500円。(ストック・データバンク 編集部)

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