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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は119円前後で推移か、日・中の株価反転期待でドル下げ渋り


5日のドル・円は東京市場で119円10銭から119円70銭まで反発。欧米市場でドルは一時118円80銭まで反落したが、119円06銭で取引を終えた。

本日6日のドル・円は119円前後で取引される見込み。日本、中国の株価反転の可能性があることから、リスク回避的な円買いは縮小し、ドルは118円台後半で下げ渋る見込み。

報道によると、中国人民銀行(中央銀行)は5日、期間7日のリバースレポで短期金融市場に1300億元を供給した。5日の上海総合指数は小幅安で終ったが、中央銀行による資金供給を好感して株価が反発する場面もあった。また、市場関係者によると中国人民銀行は国有銀行を通じて人民元買い(米ドル売り)介入を実施したもようだ。

中国株と人民元相場が安定すれば、主要国の株価安定につながるとの見方は少なくない。市場関係者の間では、中国株と人民元相場の動向は米国の金融政策にも影響を与えるとの見方が存在している。米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、「中国経済の動向は大きな懸念材料ではない」と指摘しているが、市場参加者の間からは「中国の経済成長が予想以上に鈍化した場合、米国が今年4回の利上げを行うことは難しくなる」、「日本銀行は追加緩和に動く」との声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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