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2016年01月06日07時12分

【経済】NYの視点:【12/29IMM】円、ユーロ売り持ち減、利食い優勢


シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで2015年12月29日付けのネットの円売り持ち高、ユーロ売り持ち高はそれぞれ前週から減少した。円の売り持ち高は2015年10月半ば以来で最低となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で9年半ぶりの利上げを決定後、利上げがかなり緩やかなペースにとどまるとの方針が確認されたことなどからドル買いが後退。一方、円は、新年度に入ってからもリスク回避の買いが加速したほか、日銀の追加緩和観測も後退しつつあることから、円安が一服。ドル・円は昨年の高値を下回った水準での推移となっている。

今後のドルの行方を探る上で鍵を握る米国の利上げペースを判断する上で、米連邦準備制度理事会(FRB)が6日に公表する12月15-16日開催分のFOMC議事録に注目が集まる。年初から早速、昨年からの課題である中国経済の弱さ、世界経済の回復ペースの低迷をテーマに世界の金融市場は軒並み下落で始まった。議事録では、まず、メンバーの中国や世界経済の見通しに注目。2016年FOMC投票権を有するタカ派として知られるクリーブランド連銀のメスター総裁は「中国経済の低成長はすでに織り込み済みで、米国経済の見通しにとって著しいリスクとはならない」と楽観的な見方を示している。

2番目に、労働市場の見通し。金融危機以降は著しい改善を見せており、ほぼ完全雇用の目標を達成したとの判断が大半を占めたと予想される。一方で、インフレが依然目標値を下回っており、見通しに関する協議内容に注目が集まる。最後に、2015年の利上げに否定的な見方を見せていたブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事、タルーロFRB理事が利上げを支持した理由にも注目される。


【IMM】

*日本円
ネット・円売り持ち:-17,226(12/29)←円売り持ち:-30,367(12/22)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)

*ユーロ
ネット・ユーロ売り持ち:-160,550(12/29)←ユーロ売り持ち:-161,047(12/22)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)

*ポンド
ネット・ポンド売り持ち:-31,022(12/29)←ポンド売り持ち:-26,661(12/22)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)

*スイスフラン
ネット・スイスフラン買い持ち:3,564(12/29)←スイスフラン買い持ち:+2,752(12/22)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)

*加ドル
ネット・加ドル売り持ち:-60,787 (12/29)←加ドル売り持ち:-56,027(12/22)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)

*豪ドル
ネット・豪ドル売り持ち:-17,545(12/29)←豪ドル売り持ち:-20,854(12/22)

《NO》

 提供:フィスコ

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