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【市況】NY株式:ダウは9ドル高、中国経済への懸念や地政学リスクの高まりで慎重な動き


5日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は9.72ドル高の17158.66、ナスダックは11.66ポイント安の4891.43で取引を終了した。昨日の大幅下落を受けて、寄り付き後は買いが先行したものの、中国経済への懸念を背景とした世界経済の先行き不透明感や中東情勢の緊迫化を受けて投資家心理が悪化しており、前日終値を挟んで小動きとなった。セクター別では、不動産や電気通信サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品やテクノロジー・ハード・機器が下落した。

12月新車販売台数の大幅増加でフィアット・クライスラー(FCAU)が上昇したものの、フォード(F)やGM(GM)が下落。軟調な原油相場を受け、深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)が売られた。携帯端末のアップル(AAPL)は、日経がiPhoneの1?3月期生産台数を当初計画より約3割削減したと報じたことで軟調推移。一方で、検索サイトのヤフー(YHOO)はオンライン動画ポータル「スクリーン」を閉鎖し、上昇した。

本日、オバマ大統領は昨年末にカリフォルニア州で起きた乱射事件などを受けて、銃規制の強化策を発表した。しかし、銃火器メーカーのスミス&ウェッソン(SWHC)やスターム・ルガー(RGR)は上昇となった。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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