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【材料】サウジアラビアがイランと国交を断絶、原油価格の上昇は今回は戦略的にならない

 1月4日、サウジアラビアがイランと国交を断絶すると世界的衝撃的なニュースが伝わった。その後、バーレーンとスーダンもイランとの外交関係を断絶すると発表している。今年の懸念されていた中東情勢緊迫が早くも表面化した。

 株式市場では、中東情勢の緊迫化により原油価格上昇が懸念されている。ただ、石油資源開発<1662>、昭和シェル石油<5002>、JXホールディングス<5020>の株価は小幅安。国際石油開発帝石<1605>、コスモエネルギーHD<5021>、MORESCO<5018>、出光興産<5019>が小幅高程度で収まっている。

 著名ストラテジストは今回のサウジアラビア、イランの外交関係を断絶が原油価格上昇に影響するという意見に否定的だ。多くのマスメディアが「中東情勢緊迫=原油価格上昇」と書き立てているが、原油減産しないことで原油価格を意図的に低迷させ米シェールガス企業へのダメージ、産油国の資金を低迷させ「原油価格低迷を武器にしている」という戦略的な物は変わらないという。
《MK》

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