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【市況】5日の株式相場見通し=世界同時株安の様相を受け続落

 5日の東京株式市場は、日本、中国の株価急落を受けて前日の欧米など世界同時株安の様相となっていることを受け、日経平均株価は続落のスタートとなりそうだ。シカゴ市場の日経平均先物16年3月物(円建て)の清算値は1万8285円と同日の大阪取引所の終値を95円下回った。

 4日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比276.09ドル安の1万7148.94ドルと大幅安で3日続落となった。一時、460ドル安まで売られ、1万7000ドルの大台を割り込む場面もあった。3日間の下落幅は572ドルに達した。サウジアラビアがイランとの国交断絶を発表して中東での地政学リスクが高まったことに加え、中国経済指標の悪化を嫌気して上海総合指数が急落するなど世界同時株安の様相となったことを受け、米株式市場も売り一色の推移となった。ナスダック総合株価指数は、前営業日比104.322ポイント安の4903.089と続落した。
 5日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=119円30銭台での推移となっている。

 日程面では、12月のマネタリーベース、12月の新車販売台数、経済3団体(経団連、経済同友会、日本商工会議所)の共同記者会見に注目。海外では、ユーロ圏12月の消費者物価、米12月の新車販売が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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