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【通貨】NY為替:ドル・円は119円46銭、世界経済への懸念&地政学的リスク上昇でリスクオフ


 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円01銭から119円50銭へ上昇し119円46銭で引けた。予想を下回った米国の12月ISM製造業景況指数や建設支出を嫌ったドル売り、リスク回避の円買いが先行。その後、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁が米国経済の強さを強調し、政策が依然緩やかな引き締めの軌道にあることを明らかにしたため、ドル買いが再燃した。


 ユーロ・ドルは、1.0905ドルから1.0782ドルへ下落し1.0832ドルで引けた。米連銀関係者のタカ派発言を受けて欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、129円86銭から128円69銭へ下落した。サウジアラビアやバーレーンがイランとの外交関係を断絶したとの報道を受けた地政学的リスクの上昇懸念に、リスク回避の円買いも加速した。


 ポンド・ドルは、1.4766ドルから1.4663ドルへ下落した。低調な英国の製造業指数や欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票への不透明感がポンド売りにつながった。ドル・スイスは、0.9987フランから1.0061フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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