【市況】NY原油:反落で36.76ドル、中東の地政学的リスクによる買い失速
NY原油は反落(NYMEX原油2月限終値:36.76↓0.28)。38.39ドルまで上昇した後、36.33ドルまで下落した。サウジアラビアが3日、イランと国交断然を発表。4日にはバーレーン、スーダンがイランと断交、UAEが外交関係格下げを発表したことで、中東の地政学的リスクの高まりを懸念した原油の買いが先行した。
しかし、その後、根強い世界的な供給過剰感から売りが優勢になり、下落に転じたとの見方。ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が、「2016年は3-5回の利上げが妥当」などと述べ、ドル高気味になったことによる割高感も売りにつながった可能性。
《KK》
提供:フィスコ