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【通貨】明日の為替相場見通し=119円台への反発探る展開

  今晩からあすの外国為替市場のドル円相場は、119円台への反発が焦点となりそうだ。予想レンジは1ドル=118円40~119円80銭。この日は、12月の財新・中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が48.2と市場予想(48.9)を大幅に下回ったことが嫌気され、一気にドル売り・円買いが拡大。抵抗線となっていた120円ラインを割り込むと円高が加速し、午後5時過ぎには118円70銭をつけた。午前10時以降、値幅で1円70銭強の大幅な円高となり、昨年10月中旬以来、2カ月半ぶりの円高水準となった。

 市場にはリスク回避ムードが強まっており、米12月ISM製造業景気指数が弱含みとなれば、一段のドル安・円高の可能性もある。ただ、この日の円高進行で、不安心理はかなり織り込まれたともみられ、118円台半ばで下げ止まれば119円台へのリバウンドも期待される。(岡里英幸)



出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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