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【通貨】外為サマリー:1ドル119円30銭台へ急落、中国懸念でリスクオフ姿勢強まる

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=119円38銭前後と前週末に比べ90銭強の大幅なドル安・円高。ユーロは1ユーロ=130円10銭前後と同50銭前後のユーロ安・円高で推移している。
 
 ドル円相場は、午前10時過ぎに120円40銭台まで買われていたが、その後は急落。この日発表された12月の財新・中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.2と市場予想(48.9)を下回った。11月の48.6からは0.4ポイント低下した。

 この発表を受け中国景気不安が台頭。中国の上海総合指数などが下落し、日経平均株価も一時、600円を超す下落となるなか、リスクオフ姿勢が台頭し、ドル売り・円買いが強まった。ドル円相場は、12月31日のニューヨーク市場で120円01銭まで売られた後、値を戻し120円ラインに踏みとどまっていたが、この日は午前11時過ぎに120円を割り込むと午後2時40分過ぎには119円24銭まで一気に売り込まれた。

 今晩は米12月ISM製造業景況指数の発表が予定されており、その内容が弱含みなら一段のドル安・円高が進む可能性もある。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0897ドル前後と前週末に比べ 0.0040ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。



出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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