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【市況】日経平均は4日ぶり大幅反落、中国株急落を受け一時600円超の下落/相場概況


日経平均は4日ぶり大幅反落。昨年末の欧米株安の流れを受けて、日経平均は215円安からスタートすると、寄り付き後は18951.12円(昨年末比82.59円安)まで下げ渋る場面があった。ただ、中国の12月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことで前場後半から急速に下げ幅を広げると、中国市場で株価急落によりサーキットブレーカーが発動されたなどからリスク回避の売りが広がり後場一段安となった。大引け前には一時18394.43円(同639.28円安)まで下落した。

大引けの日経平均は昨年末比582.73円安の18450.98円となった。東証1部の売買高は19億8657万株、売買代金は2兆2653億円だった。業種別では、食料品や化学が3%を超える下げとなったほか、輸送用機器、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、上昇したのは鉱業、石油・石炭製品のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>など売買代金上位は全般軟調。指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>のほか、ホンダ<7267>、デンソー<6902>、アルプス電<6770>は4%超の下落。アドバンテス<6857>は6%近い下げ。また、DNC<4246>、オープンハウス<3288>、ネクスト<2120>などが東証1部下落率上位となった。一方、産業革新機構による再建支援が報じられた東芝<6502>が逆行高。タカタ<7312>は国内自動車メーカーによる共同出資案が浮上し、一時ストップ高まで買われた。また、テーマ株物色は依然活発で、さくら<3778>、ブレインパッド<3655>、コア<2359>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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