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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は続落、NY原油先物の下落を受け


【ブラジル】ボベスパ指数 43349.96 -0.70%
30日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比304.01ポイント安(-0.70%)の43349.96で取引を終えた。43662.46から43217.38まで下落した。

米国の原油在庫が予想外に増加したことを受けて、NY原油先物が一時36.40ドルまで下落した(前日終値37.87ドル)。そのほかの商品相場安がブラジル株を圧迫した。また、欧米株安も下押し圧力になった。

【ロシア】MICEX指数 1761.36 -0.11%
30日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は、前日比2.02ポイント安(-0.11%)の1761.36で取引を終了した。1751.39から1770.69で推移した。

30日発表のロシアの12月製造業購買担当者指数(PMI)が48.7まで落ち込んだことや、米国の原油在庫の予想外の増加を受けて、ブレント原油先物が一時36.50ドルまで下落したことが(前日終値37.79ドル)、ロシア株を圧迫した。この日、ウクライナ、ロシア、独、仏の4カ国首脳が電話で会談し、ウクライナ東部での停戦状況を協議した。

【インド】SENSEX指数 26160.90 +0.17%
1日のインドSENSEX指数は小幅高。前日比43.36ポイント高(+0.17%)の26160.90、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同16.85ポイント高(+0.21%)の7963.20で取引を終えた。

前半は弱含みの展開を示したが、終盤にプラス圏を回復した。構造改革が2016年に一段と進むとの観測が支援材料。また、インドが安定成長を維持するとの見通しも好感された。世界銀行はこのほど、2016年のインド成長率が7.0-7.5%になると予測。2015年に続き、インドが引き続きエマージング国のけん引役になるとの見方を示した。

【中国本土】上海総合指数 3539.18 -0.94%
31日の上海総合指数は値下り。主要指標の上海総合指数は前日比33.69ポイント安(-0.94%)の3539.18ポイントと3日ぶりに反落した(年間騰落率は9.41%高)。

中盤から下げ足を速める流れ。人民元安の基調が鮮明化していることや、需給悪化の懸念がくすぶっていることがネガティブだ。深セン証券取引所が31日、長らく停止していたIPOを来年から(約12年ぶりに)再開すると発表したことが嫌気されている。足元で商いが閑散となるなど、市場エネルギーが縮小していることもマイナス材料として意識された。

《NH》

 提供:フィスコ

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