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【経済】インド・ニューデリー大気汚染:世界で最悪、自動車ナンバー別走行規制は試験開始


大気汚染が深刻なインドの首都ニューデリーでは、今年元日から15日間の自動車ナンバープレート末尾による走行規制措置の導入が開始された。ニューデリー政府は、15日間の実施を通じて同市の大気データを収集し、自動車排気が大気汚染に与える影響を分析すると発言した。

規制時間は午前8時から午後8時までとされ、違反者に対して2000ルピー(約3600円)の罰金が課せられる。一方、公共バスや救急車、パトカーなどが規制対象外となる。

ただ、自動車の走行規制の導入が一時的な措置だと指摘され、大気汚染を根治するには政府と国民がともに「長期的な目標」として意識しなければいけないと指摘された。

なお、世界保健機構(WHO)が2014年に発表した報告によると、世界の中で大気汚染がもっとも深刻な都市はニューデリーだという。

《ZN》

 提供:フィスコ

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