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【市況】東京株式(大引け)=51円高、最終日に1万9000円台乗せ

 30日の東京株式市場は上値指向となり、日経平均株価は続伸し、1万9000円台に乗せて2015年の取引を終えた。

 大引けの日経平均株価は前日比51円48銭高の1万9033円71銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は14億9001万株、売買代金概算は1兆6505億9000万円。値上がり銘柄数は1207、対して値下がり銘柄数は597、変わらずは131銘柄だった。

 年内最終商いとなったきょうの東京市場は、終始買いが優勢だった。前日の欧米株市場が総じて高く、米国株市場では原油市況の反発を受けNYダウが200ドル近い上昇をみせたことで、投資家心理が改善した。年末年始で市場参加者が限られ売買代金は低調だったものの、既に実質新年入り相場で損益通算の売りなどもみられず、売り圧力が弱かった。一方、上値を買う動きも限定的だった。アジア株市場が冴えない動きだったことや、ドル円相場が円高含みに推移したこともあって、日経平均は後場後半伸び悩んだ。もっとも、個別ベースでは個人投資家主導で中小型材料株物色の動きが目立ち、値を大きく飛ばす銘柄も多かった。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が売買代金トップで堅調。富士フイルムホールディングス<4901>、キーエンス<6861>も買われた。アダストリア<2685>が急伸、さくらインターネット<3778>は値幅制限いっぱいに買われた。山崎製パン<2212>、亀田製菓<2220>なども活況裏に値を飛ばした。アルパイン<6816>も高い。半面、日本郵政<6178>が軟調、任天堂<7974>も冴えない。日新製糖<2117>が急落、日本触媒<4114>、大日本住友製薬<4506>なども大きく値を下げた。オムロン<6645>も安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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