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【市況】東京株式(前引け)=商い低調のなか、ほぼ同値で着地

 29日前引けの日経平均株価は前日比8銭安の1万円8873円と前日終値と同水準で着地。前場の東証1部の売買高概算は7億602万株、売買代金概算は7341億9000万円。値上がり銘柄数は1219、対して値下がり銘柄数は567、変わらずは144銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株安や原油安を受けてリスク回避の流れとなり、朝方軟調展開を強いられたが、その後は下げ渋り一時プラス圏に浮上する場面もあった。ただ、全般商い低調ななかで上値を積極的に買う動きもみられず、前引けはわずかながらマイナス圏で着地した。市場参加者が限られるなかで、時価総額上位の主力株の動きが重く、中小型株主導の物色展開となっている。なお、値上がり銘柄数が全体の63%を占めている。

 個別では日本水産<1332>が売買代金トップで大幅高、村田製作所<6981>、任天堂<7974>なども買われた。モリテックス<7714>が値を飛ばし、DCMホールディングス<3050>、熊谷組<1861>も急伸。東京ドーム<9681>も物色人気を集めた。一方、ファーストリテイリング<9983>が軟調、日本郵政<6178>をはじめ郵政3社も売りが優勢となった。リニカル<2183>が大幅安、東京製鉄<5423>、日立金属<5486>も下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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