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【材料】日水が急騰劇再演、個人投資家資金集結で8年4カ月ぶり高値圏を舞う

 日本水産<1332>が大幅高、2007年8月以来約8年4カ月ぶりの高値圏をまい進している。前週24日にストップ高を演じ市場の耳目を集めたが、25日も一時95円高と勢い止まらず、週明けとなった前日こそ目先筋の利食いに小休止したものの4円安でとどまる強さをみせていた。

 みずほ証券とSMBC日興証券両社ともに900円台を目標株価とする“超強気”の揃い踏みで物色人気が集中したが、市場では「買いの主体は個人。信用倍率1.1倍という株式需給関係の良さと値動きの速さに短期値幅取りを狙った資金が集中している」(国内ネット証券大手)と指摘、異彩の急騰劇はクリスマスの椿事では終わりそうにない雰囲気だ。

 手掛かり材料として「生活習慣病予防などに効果が期待されるEPA(エイコサペンタエン酸)事業の成長性などが注目されているほか、サーモン市況の上昇なども買いの根拠となっている」(同)というが、水産業界のオールドカンパニーの株価の行方にマーケットの関心も高まる一方だ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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