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【市況】東京株式(寄り付き)=海外株安と原油市況軟化でやや売り優勢

 29日の東京株式市場は売り買い交錯もやや売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比29円安の1万8843円と小反落。

 前日の欧米株市場が総じて軟調に推移しており、外国為替市場で1ドル=120円台前半と引き続き円高水準でもみ合っていることも輸出主力株中心に警戒ムードをもたらす可能性がある。原油市況は再び軟化、WTI原油先物価格は前日に1ドル29セント安の1バレル=36ドル81セントと37ドル台を割り込んでいる点も気がかりだ。ただ、日経平均は前日に自律反発していたものの、東証1部の騰落レシオは77.3%と依然として売られ過ぎゾーンとされる80%を下回っており、値ごろ感からの買いが下値を支えそうだ。

 なお、きょうは大引け後に郵政グループ3社がTOPIXに採用されるが、それに伴い他の銘柄への需給的な売り圧力が生じるとの指摘も出ている。寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種前後が高く、値上がり上位に保険、繊維、建設など。値下がりで目立つのは鉄鋼、電力ガス、水産、その他金融、ゴム製品など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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