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【市況】TOPIXリバランスやテーマ株物色の広がりに関心/オープニングコメント


 29日の東京市場は原油安を受けて利食い先行となろうが、その後は底堅い相場展開が期待される。休み明け28日のNY市場は、原油先物相場の下げが嫌気されダウ、ナスダックともに下落。ただ、安いところからは下げ幅を縮めており、影響は限られそうである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の18860円だった。

 シカゴ先物にさや寄せする格好となるも、大引けでTOPIXのリバランスが控えていることもあり、市場の関心は郵政グループ3社辺りに向かいやすい。日本郵政<6178>が上場来高値更新ともなれば、投資家のセンチメントは悪化しないだろう。

 また、ここ最近は自動運転車などテーマ株への物色も活発である。ストップ高も目立つ中、過熱感が警戒されたとしても、同テーマの出遅れを探る格好で物色対象に広がりがみられてくる可能性がありそうだ。また、TOPIXリバランスについては、その後の反動を意識したショートポジションも積み上がりやすいだろう。ただ、これにより取り組みに厚みが増すことで、一段高も意識されやすいところ。

 日経平均は節目の19000円を意識しつつも、物色は個人主体の需給相場になりやすいと見られる。
《AK》

 提供:フィスコ

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