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【経済】NYの視点:米石油産業中心地ダラスの12月連銀製造業指数、大きく悪化


米国の石油産業の中心、テキサス州ダラスの12月連銀製造業活動指数は-20.1と、市場予想の-7.0を大幅に下回り11月の-4.9から大きく悪化した。12カ月連続のマイナスを記録したほか、米国経済が景気後退から脱した直後の2009年6月以来の低水準近辺に再び戻した。指数の内訳で主要項目である新規受注は-8.9と、11月の-1.6から大幅に悪化。受注の拡大ペース(the growth rate of orders)も-14.3と、11月の-7.3から悪化し6月来で最低で、1年以上マイナスが続いた。仕入価格や受け取り価格も-8.6、-15.9とそれぞれ5カ月連続のマイナス。

調査の対象となった企業のコメントからは原油安が引き続き営業に影響を与えており、悪化基調にあるという。新規受注の弱さは需要の悪化ペースが加速したことを示す。米国製造業の低迷は連邦公開市場委員会(FOMC)による利上げが2016年も慎重なペースにとどまる可能性を示唆している。

《NO》

 提供:フィスコ

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