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【経済】中国電信の常董事長、「重大な規律違反」で取り調べ


通信キャリア大手の中国電信(チャイナ・テレコム:728/HK)は27日、董事長兼CEO(最高経営責任者)の常小兵氏が「重大な規律違反」の疑いで中国共産党中央紀律検査委員会の取り調べを受けていることを明らかにした。汚職容疑とみられている。ただ、同社は「会社の経営は正常」と強調。開示すべき情報があれば、あらためて発表する方針を示した。

常氏は今年8月、政府方針に従って中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)の董事長から現職に転じたばかり。聯通では2004年から11年にわたり、董事長職を務めていた。このため現地では、取り調べの内容について「聯通時代の問題」と報じられている。

同社は固定通信キャリアの中国最大手。携帯電話では国内3位。固定電話の加入は減少が続くが、08年の業界大再編で携帯電話事業に参入した。12年末、親会社のCDMA通信網を買収。それ以前は親会社の通信網を借用し、CDMAサービスを展開していた。固定電話の加入総数は15年6月末時点で1億3935万件(前年末比↓421万件)。携帯電話は1億9144万件(↑582万件)。4Gライセンス発給。13年12月に「TD-LTE」規格、15年2月に「FDD-LTE」規格の同免許をそれぞれ取得している。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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