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【市況】<マ-ケット日報> 2015年12月25日

 25日の市場は日経平均が小幅ながらも5日続落。終値は前日比20円安の1万8769円だった。ここまで4日続落している流れから前場は買いが優勢となったが、後場に入ると円高などを嫌気した売りに押されマイナス圏に。週末であるうえ今晩の米市場が休場ということもあり、買い方が動く理由はほとんど見当たらなかった。東証1部の売買代金は1.6兆円と本年最低を記録している。

 昨日の米国市場は材料不在のなか祝日を前にした小口売りでダウ平均は4日ぶりに反落した。ダウ平均が直近3日間で470ドル強も上げていた反動もあったようだ。この日はクリスマスの祝日の前日で午後1時までの短縮取引。株価は小幅安の範囲で膠着的に推移した。さて、外国人の動きが止まり需給的に締まりのなくなった東京市場は、本日も小口の換金売りに押されて日経平均は5日続落。受け渡し日ベースで年内最終売買日ということもあり、節税のための個人売りも市場では指摘されている。円相場が1ドル=120円台前半に上昇していることも相場を圧迫。今晩の米市場が休みであえて週末に手を出すという向きは限られたようだ。一方、日経平均は下げはしたものの下値75日移動平均線(1万8786円)絡みで下げ止まっており、週明け以降の反発(下値抵抗力)に多少の期待が持てそう。個別ではまたもMRJの納入延期が報じられた三菱重 <7011> が大幅安。メモリー分社の東芝 <6502> も評価されずに4日連続で年初来安値を更新している。(ストック・データバンク 編集部)

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