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【市況】掉尾の一振を意識した相場展開も【クロージング】


25日の日経平均は小幅ながら5営業日続落。20.63円安の18769.06円(出来高概算19億1000万株)で取引を終えている。直近4日続落に対する自律反発の流れから始まったが、25日はクリスマスで休場になるため海外勢のフローは限られており、方向感を欠く相場展開だった。受け渡しベースでの年内最終取引日が通過し、税金対策等の売りは一巡した。

来週は実質2016年相場入りとなるため、改めて仕切り直しの流れが期待されるところであろう。特に、足元の調整で値ごろ感も強まってきており、やや中長期スタンスでの押し目拾いが意識されそうだ。

来週の需給イベントとしては、29日にTOPIXリバランスが大引けで行われるため、日本郵政<6178>などの動向が注目されるところ。また、日水<1332>が証券各社の強気見通し等を受けて急騰しているが、引き続き短期筋の資金を誘い込みそうだ。そのほか、2016年のイベントやテーマなどにも関心が高まりやすいだろう。

来年は年前半にも自動運転技術ベンチャーのZMPの上場が期待されている。自動運転関連として、アートスパーク<3663>はここに来て上昇ピッチが強まり最高値を更新している。値動きの軽い中小型株などには、掉尾の一振を意識した相場展開も期待されそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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