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【特集】シュッピン Research Memo(3):EC売上高は順調に成長、前年同月比増収率20%以上をキープ


■2016年3月期第2四半期決算

(2) EC売上高の動き

シュッピン<3179>にとって最大のKPI(重要経営指標)であるEC売上高は順調に成長を続けている。2016年3月期第1四半期は前年同期比35.0%増、同第2四半期単独は同26.0%増と、依然として高い伸びが続いている。同社の中期経営計画から逆算すると、EC売上高の前年同月比増収率20%~30%をキープする必要がある。同社自身もその点については最も強く意識して経営しており、目下のところは計画線に沿って順調に推移しているという状況だ。

全社売上高に占めるEC売上高の割合も順調に拡大が続いている。2014年夏場以降免税売上高が急増してEC売上高比率がゆがんで見えるため、免税売上高を除いたベースでのEC売上高比率を算出すると、その比率は60%を安定的に超えている。方向性としてはこの比率は今後も着実に拡大していくはずだ。「1商材1店舗」体制を維持しながら売上目標を実現するということは、おのずとEC売上高の伸長を意味するからだ。

同社は、今下期はもちろん、来期もEC増収率で20%~30%の高い伸び率を狙っており、それに向けた新しい施策(「見積りSNS」やWebマーケティングなど)を打ち出している(詳細は後述)。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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