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【材料】共立メンテが最高値奪回にらみ頑強、インバウンド関連の勝ち組筆頭 

 共立メンテナンス<9616>が反発。株価は9月下旬に5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現して以降、25日線をサポートラインとする下値切り上げ相場を形成している。前週末18日には1万650円まで買われ連日で上場来高値を更新。その後利益確定売りに押し目を形成したものの、売り物は薄く改めて買い直されている。

 同社は学生・社員寮を運営するほか、ホテル事業を展開。特にホテル事業は訪日外国人観光客急増に伴うインバウンド需要を全面享受しており、成長が加速。16年3月期業績は前期比24%増の101億6000万円と最高益更新が見込まれている。また、来期についても訪日客の増加に追いつかないホテルのキャパシティ不足が取り沙汰されるなか、同社は国内外でホテル8棟の開業を予定し需要囲い込みが加速する。

 インバウンド関連株のほとんどが中国リスクによる8月急落前の株価水準までの戻りが遠い状況で、同社株は11月時点で既にその高値を払拭、別格の強さをみせている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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