市場ニュース

戻る
2015年12月25日11時39分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日水、生化学、ラオックス、壱番屋

■日本水産 <1332>  644円  +78 円 (+13.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 日本水産<1332>がストップ高。昨日に続き、SMBC日興証券とみずほ証券のレーティング引き上げの動きが好感されている。みずほ証券では、鮭鱒相場の底入れを背景としたチリ鮭鱒養殖子会社の業績改善見通しと、米国など海外市場開拓を目指すEPA事業の中期ポテンシャルに注目して、22日付でレーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を340円から910円に引き上げ。SMBC日興証券では、16年3月期は南米の鮭養殖事業が営業赤字転落するデメリットを、食品事業とファインケミカル事業が支えると指摘。17年3月期以降は養殖事業の安定化へ向けた経営施策が講じられ、ファインケミカル事業では需給がタイト化するEPAの原料供給面での差別化戦略が本格化するとみて、22日付でレーティングを「2」から「1」に、目標株価を390円から960円に引き上げている。

■生化学工業 <4548>  1,852円  +107 円 (+6.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 生化学工業<4548>が大幅反発。11時ごろに、変形性膝関節症を適応症とする医療機器「VISCO-3(ヴィスコ・スリー)」について、21日(米国現地時間)付で米国食品医薬品局(FDA)から承認を取得したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「VISCO-3」は、ヒアルロン酸を主成分とする関節機能改善剤で、1治療あたり3回投与する(週1回の投与を計3回行う)3本キット製品。米国のヒアルロン酸製剤市場は着実に成長しており、特に3回投与製品が売り上げを伸ばしていることから、昨年3月から「VISCO-3」と3回投与の競合製品との非劣性臨床試験を実施し、その結果によりFDAからの承認を新たに取得したという。

■富士機械製造 <6134>  1,219円  +64 円 (+5.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 富士機械製造<6134>が急伸。東海東京調査センターでは、四半期受注が16年3月期第3四半期をボトムに回復しそうと指摘。16年3月期業績は前年比で減収減益ながら会社計画を上回るとみて、17年3月期の増収増益期待が高まったと解説。レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1350円から1380円に引き上げている。

■ラオックス <8202>  212円  +9 円 (+4.4%)  11:30現在
 ラオックス<8202>が5日ぶり反発。7月の年初来高値から前日の終値まで64%の下落をみた。中国企業傘下で経営再建を進捗させていたが、インバウンド需要の追い風を受け業績急回復、前期に黒字化した営業損益は15年12月期に前期比5.2倍の90億円を見込むなどその変貌ぶりが話題となった。しかし、中国の景気減速懸念がクローズアップされた8月下旬以降は急激な下げに見舞われた。「7月24日の高値564円までややバブル的に買われていた嫌いはあったが、下落局面では信用買い残が増加する一方で、需給悪化に着目した空売りも下げ足を助長した」(市場関係者)とみられる。足もとの月次売上高伸び率は鈍化傾向にあるが、訪日観光客自体は今後も増勢が続き、国内店舗数の拡大も寄与して業績拡大基調は来期も続くとみられる。個人投資家の損益通算の売りもきょうが実質年内最終日となることで一巡が予想され、下げが深かっただけに買い戻しを絡めての戻り相場に転じる可能性を指摘する声もある。

■壱番屋 <7630>  5,770円  +220 円 (+4.0%)  11:30現在
 24日、壱番屋 <7630> が16年5月期の連結経常利益を従来予想の46.1億円→48億円に4.1%上方修正。従来の2.3%減益予想から一転して1.8%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。既存店売上高が好調に推移する中、トッピングの好調や値上げ効果で客単価が上昇することなどが上振れに貢献する。

■瑞光 <6279>  4,250円  +90 円 (+2.2%)  11:30現在
 瑞光<6279>が反発。同社は24日取引終了後、16年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の連結決算を発表。売上高は230億3000万円(前年同期比12.9%増)、営業利益は21億7800万円(同0.1%増)、純利益は14億3200万円(同5.3%減)だった。上半期に出荷予定だった新規製造機械のずれ込みを一部解消しつつ収益改善に取り組んでいる。通期業績は売上高320億円(前期比15.7%増)、営業利益29億6500万円(同18.8%増)、純利益21億2500万円(同16.9%増)と従来見通しを据え置いた。

■味の素 <2802>  2,839円  +48.5 円 (+1.7%)  11:30現在
 味の素<2802>が続伸。SMBC日興証券が24日付で投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を2770円から2950円へ引き上げたことが好材料視されている。日本食品セグメント(冷凍食品とコーヒー類)、海外食品セグメント(調味料・加工食品、冷凍食品、加工用うま味調味料、甘味料)を中心に見通しを万遍なく増額し、16年3月期営業利益予想を860億円から935億円(会社予想860億円)へ、17年3月期を同920億円から987億円へ引き上げたことが要因としている。

■東洋建設 <1890>  531円  +9 円 (+1.7%)  11:30現在
 東洋建設<1890>が反発。東海東京調査センターが24日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続(目標株価は750円)でフォローしている。第3四半期に大型工事のベトナム・ラックフェン港航路浚渫工事約151億円を受注、16年3月期の会社受注計画達成の確度が一段と高まったと指摘。また、土木では得意とする海上土木の比率が上昇、建築では採算重視の受注活動の効果が顕在化し、利益率が急上昇してきていることも評価している。

■ジグソー <3914>  12,000円  +190 円 (+1.6%)  11:30現在
 ジグソー<3914>が反発。24日の取引終了後、IoTモジュール組み込み事業のMobicomm(東京都新宿区)を子会社化し、IoTデバイス・モジュール・センサー組み込み・開発事業に進出すると発表しており、新規事業による業容拡大への期待から買いが入っているようだ。Mobicommは、通信制御技術をベースとし、モバイル通信やソフトウエア・モジュール組み込み分野で、多彩な経験と技術を保有するエンジニアリング企業。今回、Mobicommを子会社化することで、「IoTデータコントロールサービス」領域の「データ取得元」である「IoTデバイス(端末・センサーなどのエッジ)」そのものへダイレクトに関与することになり、あらゆるデバイスとインターネットを繋ぐモジュール・センサーの組み込みが可能となる。また、これにより企業のIoTへの取り組みを一括してサポートする体制が構築されることになり、メッシュネットワーク(網の目)上における「分散型データコントロールアーキテクチャー」を実現するという。

■シスメックス <6869>  7,640円  +120 円 (+1.6%)  11:30現在
 シスメックス<6869>が反発。国内大手証券では、臨床検査市場は安定的な成長が継続していると指摘。最大の注目点は、血球計数器の市場シェア拡大と免疫分析装置の中国拡販との見方で、米国市況は良好、中国の受託検査業から見た市況も良好とみて、現時点では世界臨床検査市場に懸念材料は見当たらないと解説。16年3月期営業利益予想を525億円から535億円(会社計画は520億円)に引き上げ、レーティング「バイ」と目標株価1万円を継続している。

■シンバイオ製薬 <4582>  226円  +49 円 (+27.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 24日、シンバイオ <4582> [JQG]が“再発・難治性”の低悪性度非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫を適応症とする抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」について、効能追加の承認申請を行ったと発表したことが買い材料。申請したのは、“初回治療”の低悪性度非ホジキンリンパ腫およびマントル細胞リンパ腫と、慢性リンパ性白血病についての追加効能。また、小容量の25mg製剤の国内製造販売承認の申請も行った。発表を受けて、「トレアキシン」の適応拡大による収益への寄与に期待する買いが向かった。

●ストップ高銘柄
 シンバイオ製薬 <4582>  226円  +49 円 (+27.7%) 一時ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

株探ニュース

日経平均