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【材料】ハイデイ日高が続急落、第3四半期営業利益11%増も通期据え置きで

 ハイデイ日高<7611>は大幅続落で25日移動平均線を一気に下回ってきた。同社は24日取引終了後、16年2月期第3四半期累計(3~11月)の単独決算を発表。売上高は273億8200万円(前年同期比6.7%増)、営業利益は35億6700万円(同10.8%増)、最終利益は21億8800万円(同16.8%増)だった。

 同社は首都圏を地盤として駅前や繁華街を中心に「中華食堂日高屋」を展開するが、低価格路線で顧客ニーズを取り込み、収益を順調に拡大させている。季節性をとらえた期間限定メニューなどが寄与したほか、帰宅途中のサラリーマンをターゲットにアルコール類の販売が好調で業績を押し上げている。利益採算面では、豚肉・小麦粉などの一部食材の購入価格の上昇や天候不順による野菜類の高騰などはあったが、米の購入単価下落などが原価率の悪化を防いだ。

 ただ、通期業績予想は従来見通しを据え置いており、株価は増額修正を期待していた向きの失望売りを誘ったもようだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年12月25日 09時32分

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