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【通貨】欧州為替:ドル売り継続、日銀追加緩和の先送りを想起


欧州株は一部を除き堅調となっているほか原油価格が底堅い値動きのため、リスク回避は弱まっている。ただ、ドル・円は前日から短期筋による調整のドル売りが続いており、15日に付けた直近安値120円35銭台を下抜けた。黒田総裁は今日の講演で「2%の物価安定の目標の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、量的・質的金融緩和を継続する」との考えを示した。これを受け、17-18日の金融政策決定会合では補完措置にとどまり、追加金融緩和が先送りされたことが想起され、日銀の今後の対応に対する懐疑的な見方からやや失望の円買いに振れている。


欧州市場では、ドル・円は120円32銭から120円53銭、ユーロ・ドルは1.0941ドルから1.0960ドル、ユーロ・円は131円79銭から131円93銭で推移している。

《TY》

 提供:フィスコ

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