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【経済】2016年のリスク要因とは?


 市場参加者の間からは、米国や中国の持続的な経済成長への期待が広がったことが23日の欧米市場における株高や原油先物の上昇を促したとの声が聞かれている。中国は財政支出を増やしてインフラ投資の拡大や企業減税を実施する方針とみられており、経済成長の急激な鈍化に対する投資家の警戒感は後退しつつある。

 ただし、2016年の米国経済については、利上げの影響が予測困難であるとみられていることから、楽観的にはなれないとの意見が出始めている。一部の市場関係者は2016年のリスク要因として、米利上げ停止と中国経済の成長鈍化を挙げている。可能性は低いものの、米国と中国の需要が著しく減少した場合、日本銀行は追加緩和の実施を余儀なくされそうだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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