市場ニュース

戻る
 

【材料】工作機械株が頑強、安倍政権の設備投資後押しと中国自動化投資に期待

 足もとの円高にもかかわらず、オークマ<6103>、牧野フライス製作所<6135>、OSG<6136>など工作機械関連株に頑強な動きをみせるものが目立つ。安倍政権では企業の設備投資を後押しする構えにあり、来年度は政策効果に対する期待が大きい。

 24日、安倍首相が経団連評議会の挨拶で、デフレ脱却に向けてあと一息とし、この流れを加速させるには賃上げと設備投資にかかっているという趣旨の発言をしたことが伝わっている。リーマン・ショック後は、工作機械に対する投資意欲が極端に落ち込み、機械の老朽化が進んでおり、国策を追い風に更新需要が顕在化するとの見方も出ている。

 海外向けは中国の景気減速懸念などを背景に、夏場から秋口にかけて株価を大きく調整させた銘柄が多いが、「中国では省人化・自動化投資を背景に日本メーカーが生産する工作機械に対する需要は依然として高水準」(国内証券アナリスト)という指摘があり、見直し買いに反映されている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均