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【経済】中国:人民元の取引時間を延長、1月4日から14時間に


中国人民銀行(中央銀行)は23日、上海外国為替市場での人民元の取引時間を来年1
月4日から延長すると発表した。現在は現地時間の午前9時30分から午後4時30分だ
が、終了時間を午後11時30分に延ばす。取引時間はこれまでの7時間から14時間に倍
増する格好だ。

「人民元の国際化」に向けた取り組みの一環。時差のある欧州でも、金融機関が人
民元取引に直接参加できるようになる。ただ、取引の目安となる人民元基準値を設定
する際には、これまで通り午後4時30分の値を参考にする方針。夜間は流動性が低下
するため、相場が大きく変動しやすいためと説明した。

海外に向けて、「人民元の自由化」をアピールする狙いもある。国際通貨基金
(IMF)は先月末、人民元を来年10月から特別引き出し権(SDR)構成通貨に採用する
ことを決定。中国には元自由化をさらに進めることが求められている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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