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【材料】東芝が5日続落で連日の安値、「投機的水準」に格下げを嫌気

 東芝<6502>が下げ止まらず5日続落で連日の安値。株価は一時、22日に比べ3.5円安の220円まで売られた。21日に「新生東芝アクションプラン」を明らかにし、大幅な人員削減を含む合理化を行うことを発表。同時に16年3月期の最終損益は5500億円の赤字(前期は378億円の赤字)となる見通しと発表した。この赤字計上で16年3月期末の自己資本比率は10%を割り込む見通しとなった。

 これを受け、大手格付け会社は相次ぎ同社の格下げを発表。米ムーディーズは22日、「Baa3」から「Ba2」に2段階引き下げた。米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)も「BBBマイナス」から「BBプラス」に1段階格下げした。ともに投機的水準に格下げされたことが嫌気され、この日の株価は一段の下値を探る展開となった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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