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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は反発、米株式市場の上昇を受けインド株も買いが先行


【ブラジル】ボベスパ指数 44014.93 +1.25%
23日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比545.42ポイント高(+1.25%)の44014.93で取引を終えた。43478.91から44232.58まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは45、値下がりは17、変わらず1であった。

米国の原油在庫の減少を受けて、NY原油先物が一段高になったことが、ブラジル株を押し上げた。また、引き続き中国の政策期待(追加緩和、財政出動)も、ブラジル株の下支えになったもよう。明日24日から25日までブラジル株式市場はクリスマス休場になる。

【ロシア】MICEX指数 1747.85 +1.42%
23日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比24.50ポイント高(+1.42%)の1747.85で取引を終了した。1719.97から1747.85まで上昇し、高値引けとなった。

米国の原油在庫の減少を受けてブレント原油先物が一段高になり、それによって欧州株高となったことで、ロシア株でも買いが強まった。また、欧州連合(EU)が来年3月にロシアに対する経済制裁を緩和するとの報道があったとされ、買い材料になったとの見方。

【インド】SENSEX指数 25850.30 +1.01%
23日のインドSENSEX指数は反発。前日比259.65ポイント高(+1.01%)の25850.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同79.85ポイント高(+1.03%)の7865.95で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、その後も高値圏でもみ合っている。前日の米株式市場の上昇を受け、インド株も買いが先行した。

【中国本土】上海総合指数 3636.09 -0.43%

23日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.68ポイント安(-0.43%)の3636.09ポイントと3日ぶりに反落した。

引けにかけて利食い売りが優勢となる展開。上海総合指数は昨日までの続伸で、約4カ月ぶりの高値水準を回復したため、相場の過熱感が警戒された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。政策期待が高まるなか、指数は小高く推移する場面が目立っていた。21日に閉幕した「中央経済工作会議」で、翌年度・経済政策の基本方針が打ち出されたことや、同時並行で「中央都市工作会議」が37年ぶりに開催され、大気汚染や都市化の問題が話し合われたことが好感されている。

《CS》

 提供:フィスコ

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