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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合指数は反落、利食い売りに押される


23日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.68ポイント(0.43%)安の3636.09ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数は16.53ポイント(0.43%)安の3805.92ポイント。一方、外貨建てB株相場は上昇する。上海B株指数が1.35ポイント(0.31%)高の432.83ポイント、深センB株指数が6.88ポイント(0.51%)高の1343.53ポイントで引けた。

引けにかけて利食い売りが優勢となる展開。上海総合指数は昨日までの続伸で、約4カ月ぶりの高値水準を回復したため、相場の過熱感が警戒された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。政策期待が高まるなか、指数は小高く推移する場面が目立っていた。21日に閉幕した「中央経済工作会議」で、翌年度・経済政策の基本方針が打ち出されたことや、同時並行で「中央都市工作会議」が37年ぶりに開催され、大気汚染や都市化の問題が話し合われたことが好感されている。

業種別では、このところ上げが目立っていた不動産株が総じてさえない。緑地控股(600606/SH)が2.5%下落した。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株も安い。素材関連株は軒並み下落した。インフラ関連株の一角や空運株、不動産株、発電株などもさえない。
半面、証券株は軒並み上昇。中信証券(600030/SH)が6.1%高、海通証券(600837/SH)が3.4%高で引けた。銀行株や保険株の一角も強含みで推移している。

【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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