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【特集】レカム Research Memo(7):財務状態は最悪期から脱出、改善傾向に


■財務状態

レカム<3323>の2015年9月期末における総資産残高は前期末比206百万円増加し、2,099百万円となった。増減要因の内訳を見ると、現金及び預金が170百万円減少したものの、のれん172百万円(コスモ情報機器のM&Aによる)、売掛金が126百万円増加したことなどによる。

一方、負債は前期末比142百万円増加し1,161百万円となった。主な増加要因は、買掛金の29百万円増加のほか、未払金(13百万円)、預り金(36百万円)などが増加。純資産は937百万円と前期末比64百万円増加した。これは、当期純利益28百万円の計上と少数株主持分の増加34百万円による。

キャッシュ・フローの状況について見ると、現金及び同等物の残高は前期末比182百万円減少し409百万円となった。営業活動(103百万円の支出)、投資活動(46百万円の支出)、財務活動(30百万円の支出)がいずれも支出となったためだ。この結果、健全性を表す指標である流動比率は改善する一方、自己資本比率やD/Eレシオは若干悪化したが、改善傾向が鮮明となった前期並みの水準を維持する格好となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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