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【特集】レカム Research Memo(4):6万社の顧客基盤と価格以上のクオリティーの商品・サービスを提供できることが強み


■競合、強みと事業リスク

レカム<3323>の主力事業である情報通信機器事業においての競合企業として、ビジネスホンなどの通信機器ではエフティグループ<2763>、フォーバル<8275>などを挙げることができる。また、デジタル複合機では大塚商会<4768>、キャノンマーケティングジャパン<8060>などと競合する。一方、BPO事業においては、オフショア拠点活用というモデルから大手のトランスコスモス<9715>を筆頭とするアウトソーシング企業が競合先。

こうした状況下で、同社の強みは、中小企業約6万社の顧客基盤を保有することに加えて、低価格ながら、価格以上のクオリティーの商品・サービスを提供していることを挙げることができる。また、BPO事業においては、大連、長春、ミャンマーの3拠点でフルラインナップの受託が可能な体制を構築、ユーザー先が委託業務の切り分けをする必要がないワンストップBPOを提供していることも強みと考えられる。

事業のリスクは、主力の情報通信機器事業ではリース契約を利用する販売形態であるため、国際会計基準への変更等によりリース契約が成立しなくなるような場合には、業績に悪影響が出る可能性があること。一方、BPO事業については、業務運営の拠点である中国、ミャンマーのカントリーリスクがあることが挙げられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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