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【市況】<マ-ケット日報> 2015年12月22日

 22日の市場は日経平均が3日続落。終値は前日比29円安の1万8886円だった。米国株の上昇を受けて取引時間中はプラス圏へ顔を出すこともあったが、明日の祝日を控え、小口売りに押されて結局はマイナス圏に。クリスマス休暇で外国人投資家がほぼ不在。日経平均の日中の値幅は120円程度と膠着商状に陥っている。

 昨日の米国市場は短期的に下げ過ぎていた反動からダウ平均が3日ぶりに反発した。直近2日間で600ドル以上も下げ、水準としても2カ月ぶりの安値をつけていたことからショートカバー(買い戻し)が入ったようだ。ただ、肝心の原油相場が一時直近安値を更新するなど不安はまだ解消されていない。出来高も薄く底打ち感が出るには至っていないようである。さて、本日の東京市場は明日の休みを控えて様子見気分が広がるなか、日経平均は米株高に反応し切れず3日続落となった。12月決算銘柄の配当取りやNISA(小額投資非課税制度)の年内投資期限(25日)に合わせた個人の買いは入ったようだが、市場の方向性を変えるほどではなかった模様。下値75日移動平均線(1万8768円)は心理的な支えとなっているようだが、外国人がクリスマス休暇となる状況では指数も上にはなかなか動けないであろう。明日の日本市場は休場だが、週内の相場は開店休業状態となりそうだ。個別では米本社の株式売却が報じられた日本マクドナルド <2702> が急落。今期5500億円の大規模赤字を発表した東芝 <6502> も大きく売られている。(ストック・データバンク 編集部)

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