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2015年12月22日15時43分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):東エレク、日清粉G、東芝、キリンHD

■豊田通商 <8015>  2,801円  +18 円 (+0.7%)  本日終値
 豊田通商<8015>が反発。ゴールドマン・サックス証券では、総合商社6社の中で資源事業への依存度が最も低いため、業績が比較的安定していると指摘。今後同業他社が計上する可能性のある減損に比べれば、同社の追加減損リスクは相対的に小さいと考え、相対的な安定感でバリュエーション・サポートが続くと解説。レーティングを「売り」から「中立」に、目標株価を2400円から2750円に引き上げている。

■LIXILグループ <5938>  2,719円  +14 円 (+0.5%)  本日終値
 LIXILグループ<5938>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、21日引け後に同社の藤森社長兼CEO(Chief Executive Officer)が16年6月に退任し、工具通販大手のMonotaRO<3064>会長の瀬戸氏を新社長として招聘すると発表したことに対してリポートをリリースしている。同証券は、「瀬戸氏はベンチャー企業でトップマネジメントの実績があり、建材・住設機器業界での経験値があることはプラスポイントであるといえよう」としたうえで、藤森氏の経営手腕が余りにもインパクトがあっただけに、短期的には株価がネガティブな反応をする可能性があるものの、中長期的には瀬戸氏の経営手腕による株式価値増大に期待したいとの見解を示している。

■東京エレクトロン <8035>  7,372円  +19 円 (+0.3%)  本日終値
 21日、東エレク <8035> が発行済み株式数の8.53%にあたる1540万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は16年1月20日。

■日清製粉グループ本社 <2002>  1,964円  +4 円 (+0.2%)  本日終値
 日清製粉グループ本社<2002>は高値圏でしっかり。同社はこの日、午後2時にファミリーマート<8028>の調理麺などのサプライヤーであるジョイアス・フーズを子会社化することを発表した。ジョイアス・フーズは14年7月に設立され、現在は関東と関西の2工場を通じて、ファミリーマートの調理麺などのサプライヤーとして事業を展開している。今回、ファミリーマートの100%子会社である日本フレッシュサプライからジョイアス・フーズ株式を譲受、ジョイアス・フーズが新たに発行する株式を引き受けることで子会社化し、中食・惣菜事業の事業拡大に取り組む。

■東芝 <6502>  223.5円  -31.3 円 (-12.3%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 21日、東芝 <6502> がグループ全体で1万0600人の人員再配置や早期退職などの人員対策を実施すると発表。併せて、非開示だった16年3月期の業績予想は連結最終損益が5500億円の赤字(前期は378億円の赤字)に赤字幅が拡大する見通しを示したことが売り材料視された。電子デバイス部門、ライフスタイル部門、本社部門のリストラ費用として2300億円を計上するほか、東芝テック <6588> に係る減損損失や電力・社会インフラ部門の資産見直しで1100億円などを営業費用として計上する。また、繰延税金資産取崩による税金費用2600億円を計上することも赤字を増幅させる。業績悪化に伴い、従来未定としていた期末一括配当を見送る(前期は4円)とし、6期ぶりに無配転落する方針としたことも売りに拍車を掛けた。

■キリンホールディングス <2503>  1,669円  -102 円 (-5.8%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 キリンホールディングス<2503>が大幅反落。前日21日の後場に、15年12月期連結業績予想について、営業利益と最終損益の下方修正を発表した。株価はいったん悪材料出尽くしとの見方から、前日は大引けにかけ急伸したものの、きょうは一転売りが優勢の展開となっている。SMBC日興証券は、懸案のブラジル事業に係るのれんを全額減損処理し、560億円の最終赤字となる見通しとされるなど、同社の発表を受けて業績予想を暫定的に修正し、目標株価を1540円から1750円へ14%引き上げている。投資評価は「2」(中立)を継続。ただ、今回の減損計上は大きな膿を出した点で評価できるが、悪材料出尽くしという表現は適切ではないかもしれないと指摘。ブラジル事業では赤字を解消するには時間がかかりそうであるなどと解説している。

■テルモ <4543>  3,730円  -135 円 (-3.5%)  本日終値
 テルモ<4543>が大幅続落。大和証券は、同社の16年3月期第3四半期累計の業績について、営業利益を630億円(前年同期比19%増)程度と試算。会社通期見通し(営業利益760億円)は増額されても小幅な可能性との見方を示している。ただ、北米心臓血管事業は好調持続で、国内「Ultimaster」も立ち上がり良好と解説している。現時点で、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続している。

■あさひ <3333>  1,279円  -32 円 (-2.4%)  本日終値
 あさひ<3333>が続落。同社は昨日引け後、16年2月期第3四半期累計の非連結決算を発表。売上高は前年同期比7.5%増の390億7100万円に、営業利益は同20.4%増の36億7100万円となった。新たなPB商品として、自分に合ったパーツやデザイン・カラーを選択し、オリジナル自転車を作ることができるイノベーションファクトリーシリーズを導入。また、スポーツ用自転車や関連商品を充実させたスポーツフラッグシップストア、スポーツサイクル強化店への移行にも注力し市場全体の活性化を図っているとしており、当第3四半期会計期間での店舗数は直営店394店舗、FC店23店舗、あわせて417店舗になったことも発表している。

■丸紅 <8002>  616円  -9.9 円 (-1.6%)  本日終値
 ゴールドマン・サックス証券の商社セクターのリポートでは、資源価格下落が続いていることから資源事業で減損が発生するリスクが高くなってきたと指摘。主要な資源プロジェクトの潜在的な減損規模を推計した結果、商社業界合計で約8000億円~1兆6000億円の減損が発生する可能性があるとの見方で、総合商社は通常、海外プロジェクトの決算期末の12月末から商社自身の次年度が始まる4月にかけて長期的な資源価格前提の見直しを行うため、早ければ1月末から2月初めの第3四半期決算時に多額の減損が発表される可能性が高いと解説。個別では、丸紅<8002>の「買い」と三井物産<8031>の「売り」を継続している。

●ストップ高銘柄
 フィスコ <3807>  293円  +80 円 (+37.6%) ストップ高   本日終値
 アークン <3927>  6,630円  +1,000 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値
 以上、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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