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【材料】キリンHDが大幅反落、国内大手証券は「悪材料出尽くしという表現は適切ではない」との指摘

 キリンホールディングス<2503>が大幅反落。前日21日の後場に、15年12月期連結業績予想について、営業利益と最終損益の下方修正を発表した。株価はいったん悪材料出尽くしとの見方から、前日は大引けにかけ急伸したものの、きょうは一転売りが優勢の展開となっている。

 SMBC日興証券は、懸案のブラジル事業に係るのれんを全額減損処理し、560億円の最終赤字となる見通しとされるなど、同社の発表を受けて業績予想を暫定的に修正し、目標株価を1540円から1750円へ14%引き上げている。投資評価は「2」(中立)を継続。ただ、今回の減損計上は大きな膿を出した点で評価できるが、悪材料出尽くしという表現は適切ではないかもしれないと指摘。ブラジル事業では赤字を解消するには時間がかかりそうであるなどと解説している。
《MK》

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