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2015年12月21日16時18分

【特集】イーレックス Research Memo(6):需要家数は順調に拡大、拡大ペースは計画を大幅に上回る


■業績動向

(1) 2016年3月期第2四半期決算

イーレックス<9517>の2016年3月期第2四半期は、売上高11,177百万円(前年同期比44.0%増)、営業利益474百万円(同37.0%減)、経常利益430百万円(同41.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益303百万円(同40.9%減)と増収減益での着地となった。同社は第2四半期予想を公表していないが、社内計画に対して今第2四半期決算は利益が上振れたとしている。

売上高においては、原油価格低迷の影響で卸電力価格が下落したことをうけ、同社は卸電力販売量を減少させた。これを小売り電力量が計画を上回って好調に推移したことで吸収し、ほぼ計画線での推移となったとみられる。

利益では、土佐発電所の定修で仕入電力量増加や卸電力価格の低下などで売上総利益率は低下したが、増収によって売上総利益は47百万円(前年同期比4.0%)増加した。しかし販管費が325百万円(同76.3%)増加したため、営業利益は278百万円(同37.0%)減少した。販管費増の要因は業務拡大に伴う人員増、増床などである。

(2) 2016年3月期通期見通し

2016年3月期通期については、売上高24,086百万円(前期比41.1%増)、営業利益1,510百万円(同2.4%増)、経常利益1,405百万円(同24.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益936百万円(同1.5%増)を予想している。これらの予想値は期初から変更はない。

下期も第2四半期までと同様の動きとなると想定される。すなわち、卸と小売りとでは小売りのシフトが一段と進むということだ。同社業績の先行指標ともいえる需要家数は順調に拡大しており、2015年10月初頭で6,000を突破し、12月にまでに7,000を超えるに至っている。この拡大ペースは同社の計画を大幅に上回っている。

人員増は今後も続くとみられるが第2四半期までと比較すれば販管費増のペースが鈍化するとみられる一方、売上高拡大のペースの方が加速してくるとみられるため、今下期は利益率が改善してくると期待される。2016年3月期は下期ヘビーの予算配分となっているが、達成される可能性は十分高いと弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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