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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:メッセージ、サンバイオ、HIS、日本オラクル

■メッセージ <2400>  3,355円  +501 円 (+17.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 18日、メッセージ <2400> [JQ]に対して損保JPNK <8630> がTOB(株式公開買い付け)を2回に分けて実施し、連結子会社化を目指すと発表したことが買い材料。1回目のTOB価格は18日終値を12%下回る2500円で、橋本俊明会長ら創業家が持つ34.69%を取得。実施期間は12月21日から16年1月25日まで。その後2回目のTOB価格は、一般株主向けに3500円を予定している。

■サンバイオ <4592>  1,220円  +118 円 (+10.7%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が続伸。同社はこの日、午前8時に大日本住友製薬<4506>と慢性期脳梗塞治療剤として共同開発中の細胞医薬品「SB623」の安全性および有効性を検討する第2b相臨床試験の被験者募集を開始したことを発表した。今回の試験では、米国の約60施設で、慢性期脳梗塞患者(虚血性脳梗塞発症後、運動機能障害をきたし、6か月から5年を経過している患者)156例を対象に、安全性および有効性を検討する。この「SB623」は、健常人から採取した骨髄液を加工・培養して作製された他家由来の間葉系幹細胞で、神経組織に投与すると、「SB623」が、脳の神経再生能を引き起こすことにより、損傷した神経細胞の再生を促す効果が期待されている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  3,830円  +100 円 (+2.7%)  11:30現在
 18日、HIS <9603> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.08%にあたる200万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12月21日から16年4月28日まで。

■FPG <7148>  882円  +20 円 (+2.3%)  11:30現在
 FPG<7148>が全般悪地合いの間隙を縫って反発。同社は投資家から資金を集め、リース案件を組成(オペレーティング・リース)するというユニークな業態だが、業績はニッチ商品に対する顧客ニーズを取り込んでおり、15年9月期に営業利益を3倍化させたのに続き今16年9月期も2ケタ増益を見込むなど高成長路線を走る。東海東京調査センターが18日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続(目標株価は1410円)とし、これを受けて買いが優勢となった。同調査センターでは16年9月期営業利益を会社側の110億9000万円を上回る121億2700万円(前期比20.3%増)を予想している。

■スルガ銀行 <8358>  2,400円  +30 円 (+1.3%)  11:30現在
 18日、スルガ銀 <8358> が発行済み株式数の10.07%にあたる2600万株の自社株を消却すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。消却予定日は12月29日。

■日本航空 <9201>  4,204円  +14 円 (+0.3%)  11:30現在
 JAL<9201>はしぶとくプラス圏をキープしている。ここ原油市況が再び下落歩調を強めており、北米指標であるWTI原油先物は前週末18日に1バレル=35ドル台を割り込み2009年2月以来、6年10カ月ぶりの安値をつけている。原油価格の下落は同社など空運業界にとって、原燃料コストの低下に伴う利益採算効果が見込めることから、株価面でも買いを誘う材料となる。

■日本オラクル <4716>  5,730円  -340 円 (-5.6%)  11:30現在
 日本オラクル<4716>が急反落。同社は先週末引け後、16年5月期第2四半期累計の非連結決算を発表。売上高は前年同期比0.5%減の777億9200万円に、営業利益は同0.5%減の225億7700万円となった。これを受け、三菱UFJモルガンスタンレー証券では、市場期待を下回る営業減益決算となったことや、一部で還元を期待する向きがあったものの発表がなかったことから、「ネガティブ」と指摘。レーティングの「ニュートラル」と目標株価の4980円は継続している。

■ヤクルト本社 <2267>  5,730円  -230 円 (-3.9%)  11:30現在
 ヤクルト本社<2267>が反落。米系大手証券は17日、10~11月の中国販売は伸び悩んだと推定して、16年度の中国の販売数量見通しを17%増から10%増へ引き下げ。国内の広告強化やエルプラットの販売低迷の影響もあるとみて、今後、市場コンセンサスの低下が予想されると解説。レーティング「イコールウエイト」を継続も目標株価を6200円から5500円に引き下げており、この水準が意識される展開となっている。

■村田製作所 <6981>  16,775円  -590 円 (-3.4%)  11:30現在
 村田製作所<6981>、日東電工<6988>など米アップルの有力サプライヤーである電子部品メーカーへの売りが目立っている。iPhoneの販売が落ち込むとの見方が市場を巡っており、関連株に収益へのデメリットを警戒する売りがかさんでいる。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに急落、為替が円高傾向に振れていることも株価面で逆風となった。村田製は13週、26週移動平均線からも連続陰線で下放れ、週足トレンドでも下降転換の危機にある。

■三井不動産 <8801>  3,065円  -75 円 (-2.4%)  11:30現在
 三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など大手をはじめ不動産株が軒並み安。前週末の、日銀金融政策決定会合での緩和の補完措置を巡り、市場は乱高下したが、その影響を如実に受けたのが「日銀プレー」の対象である不動産セクターだった。採用54銘柄で構成される同セクターの指数は18日後場に3%を超える上昇をみせたが、大引けは安値引けで1.8%安に沈んだ。週明けのきょうもその余韻を引きずっている。

■インスペック <6656>  609円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   11:30現在
 インスペック<6656>がストップ高。この日朝方、がんなどの病理検査などに使用する高倍率・高解像度の顕微鏡画像をコンピューターに取り込み、デジタルデータ化して病理専門医による診断や、遠隔地での診断を可能とするバーチャルスライドシステムの販売を今月から開始すると発表した。同社子会社のテラと医療用画像処理システムを手掛けるクラーロ(青森県弘前市)と共同で開発した「Fino」シリーズは、現在市場に流通しているバーチャルスライドスキャナーが1000万円前後が主流であるのに対して、400万円弱で実現したのが特徴。「医療機関や大学病院、研究施設などに初年度30~50代の販売を見込む」(テラ管理部)としている。

●ストップ高銘柄
 リアルワールド <3691>  2,625円  +500 円 (+23.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 インスペック <6656>  609円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   11:30現在
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 インベスターズクラウド <1435>  4,230円  -700 円 (-14.2%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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