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【経済】日米の注目経済指標:11月全国コアCPIの下落は円売り材料


12月21日-25日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■22日(火)日本時間23日午前0時発表予定
○(米)11月中古住宅販売件数-予想は534万戸
参考となる10月実績は、536万戸。9月実績をやや下回ったものの、販売件数は高水準を維持している。販売価格は上昇を続けており、在庫は増えていないことから、11月は10月実績に近い数字が期待できそうだ。雇用情勢の改善は中古住宅市場の下支え要因となっており、販売件数が急減する可能性は低いとみられる。

■23日(水)午後10時30分発表予定
○(米)11月PCEコア指数-予想は前年比+1.3%
参考となる10月実績は、前年比+1.3%。インフレ進行の兆しは確認されていないが、物価上昇率の鈍化につながる要因は少ないことから、インフレ率は10月実績と同水準となる見込み。市場予想は妥当な水準か。

■23日(水)午後10時30分発表予定
○(米)11月耐久財受注-予想は前月比-0.2%
10月は民間航空機・部品の受注が大幅に増加した。コンピューター関連や通信機器も増えた。11月については10月に急増した反動で減少する見込み。ただし、輸送用機器を除く数字は横ばいとなる見込み。経済活動の拡大を考慮すると、11月の耐久財受注が大幅に減少する可能性は低いとみられる。

■25日(金)午前8時30分発表予定
○(日)11月全国消費者物価コア指数-予想は前年比0.0%
先行指標となる11月の東京消費者物価コア指数は前年比0.0%。原油安の影響でエネルギー品目の価格が下落しており、物価上昇を抑えた。ただ、宿泊料金や一部耐久財価格はやや上昇しており、11月全国消費者物価コア指数は若干上昇する可能性も残されている。

その他の主な経済指標の発表予定は、22日(火):(米)7-9月期国内総生産確定値、23日(水):(米)11月個人所得・個人支出、25日(金):(日)11月完全失業率、(日)11月有効求人倍率。

《FA》

 提供:フィスコ

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