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2015年12月19日14時39分

【市況】米国株式市場見通し:クリスマスで閑散取引か


今週は25日がクリスマスの祝日で株式相場が休場となるほか、クリスマスイブの24日も午後1時までの短縮取引となる。先週、FOMCやクアドプル・ウィッチングが通過したことで、休暇に入る市場関係者も多く、週を通じて閑散取引となることが予想される。

年末の為、節税目的での含み損の確定が増える時期となることに注意が必要だ。米国では株式売買による損益通算が認められている為、保有株の含み損を確定することで税負担を軽減することができる為だ。特に年初来で下落率の大きい銘柄で、流動性の高い銘柄(大型株)ほど売られる傾向がある。またウォッシュ・セール・ルールと呼ばれる規定があり、一旦売却した同一銘柄を30日以内に買い戻すと、損失が認められないという制限がある。従って、将来的に買い戻す意図で一旦売却した場合でも、暫くの間は買い戻しを躊躇する要因となる。出来高が低調となりやすい上、来月の10-12月期決算発表を前に業績修正が飛び出しやすい時期にも入るため、注意が必要だ。

一方で1月効果と呼ばれるアノマリーがあり、特に12月中旬頃から1月にかけての株価上昇率が統計的に高いことが知られている。また大型株よりも小型株ほどその効果が顕著に現れることも指摘されており、中小型株への投資を検討する良いタイミングとなるだろう。

個別企業では半導体のマイクロン・テクノロジーが(22日)に決算発表を予定している。また、スポーツ用品のナイキは23日に1対2の株式分割を実施する予定だ。株式分割は企業価値に直接的な影響は無いものの、流動性が高まり売買しやすい株価となるメリットがある為、株価上昇のきっかけとなる可能性がある。

経済指標では7-9月期GDP確報値(22日)、10月FHFA住宅価格指数(22日)、11月中古住宅販売件数(22日)、11月新築住宅販売件数(23日)、11月個人所得・支出(23日)などの発表が予定されている。

(Horiko Capital Management LLC)

《FA》

 提供:フィスコ

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