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【通貨】NY為替:ブラジルレアル一段安、財務相辞任を嫌気


 外為市場ではブラジルレアル売りが加速した。ドル・レアルは3.98レアルまで上昇し、10月初旬以来の高値を更新。レアル・円は30円42銭まで下落し、10月22日来の安値を更新した。


 ブラジル政府は、レビィ財務相が辞任し、次期財務相にバルボサ企画予算行政管理相を指名したことを確認した。景気後退が一段と深刻化、高インフレ、債務が膨れあがる中、財政健全化を推進してきたレビィ財務相の辞任は同国への信用失墜ともなりかねない。ルセフ大統領も弾劾の可能性に直面している。


 米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に続き、フィッチも同国の格付けをすでに投資不適格級に引き下げ。ムーディ?ズも格下げ方向での見直しを発表した。

《KK》

 提供:フィスコ

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