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【市況】【市場反応】加11月CPI/10月卸売売上高、ドル・カナダ2004年来の高値更新


 外為市場では予想を下回ったカナダの11月消費者物価指数(CPI)や予想外のマイナスに落ち込んだ10月の卸売売上高を嫌ったカナダドル売りが加速した。ドル・カナダは1.3927カナダドルから1.4001カナダドルまで上昇し、2004年5月来の高値を更新。カナダ・円は87円24銭から86円79銭へ下落した。


 カナダの11月消費者物価指数(CPI)は前年比で+1.4%と、10月の+1.0%から上昇したものの、市場予想の+1.5%を下回った。ただ、燃料や食料を除いたコアCPIは前月比で-0.3%と、昨年12月以来のマイナス、前年比でも+2.0%と、予想外に10月の+2.1%から低下した。


 同時刻に発表された10月の卸売売上高も前月比で-0.6%と、予想外に4カ月連続のマイナス。5月来で最低となった。

【経済指標
】・カナダ・11月消費者物価指数:前年比+1.4%(予想:+1.5%、10月:+1.0%)

・カナダ・10月卸売売上高:前月比-0.6%(予想:+0.1%、9月:-0.3%)

《KK》

 提供:フィスコ

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