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【市況】<動意株・18日>(大引け)=リロHD、カワタ、ペプチドリームなど

 リロホールディングス<8876>=異彩高。ゴールドマン・サックス証券のリポートでは、労働需給逼迫による業界内の人材不足から、米国の7分の1程度にしか過ぎない日本のアウトソーシング比率の本格拡大が始まりつつあると指摘。同社は徹底的なローコスト運営で、社宅管理・福利厚生代行市場の圧倒的勝者として持続的に高成長が続くと見て、営業利益は21年3月期に218億円まで拡大(15年3月期は87億4600万円)すると予想。レーティング「買い」、目標株価1万7500円でカバレッジを開始している。

 カワタ<6292>=後場に入り大幅高。同社はこの日正午に、16年3月期の期末配当予想の修正を発表。従来予想の5円(前年同期実績9円)に創業80周年の記念配当2円を加えた計7円にする。これにより、第2四半期末実施の5円(同無配)と合わせて年間配当は計12円になる。また、同時に株主優待制度の追加導入も発表している。

 ペプチドリーム<4587>=後場堅調。同社はきょう、スイス・ノバルティス社との創薬共同研究開発契約を延長すると発表。これにより新たな共同研究開発費を獲得することになったとしており、業績への寄与などが期待されているようだ。共同研究は2010年に始まり、12年および14年に延長した契約をさらに延ばすかたち。独自の創薬開発プラットフォームシステム「PDPS」を用いて、ノバルティス社のターゲットタンパク質に対する特殊ペプチドの創薬を継続することになる。

 フォーシーズホールディングス<3726>=後場に入って逆行高。同社はきょう正午に、18年9月期の連結業績目標を売上高78億円(15年9月期は23億7300万円)、営業利益6億円(同8700万円)とした中期経営計画を策定したと発表。これが材料視されているようだ。グループシナジーの活用や販売チャネルの検討、WEB・スマホ対応の強化などを図る方針。また、5年後に東証1部上場を目指すことなども掲げている。

 タカラトミー<7867>=続伸。映画「スター・ウォーズ」(SW)シリーズの最新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」がこの日から公開すること受けて、関連商戦の活発化が期待されており、ライトセーバー関連商品やフィギュアなどを手掛ける同社にも恩恵は大きいとの見方が強まっている。SW関連商品は今年のクリスマス商戦の目玉ともいわれているだけに、業績への貢献も期待できそうだ。

 スターツコーポレーション<8850>=大幅高。8月10日につけた年初来高値2390円を上回った。同社は17日、カンボジアの首都プノンペンで、グループ初の海外自社施工ホテルプロジェクトをスタートしたと発表。これが買い手掛かりとなっているようだ。このプロジェクトは、地上19階建て、客室240室を備える「(仮称)スターツプノンペンホテル」。企画から運営までグループ会社が合同で取り組む海外プロジェクトで、2018年春の開業を予定している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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