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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,100円~19,300円。 

 米ダウ平均は、連日の上昇で短期的な過熱感が警戒される中、FOMCでの利上げが決定して材料出尽くしとなったことや、原油価格が軟調な動きだったことを懸念し大幅反落。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)110円安(円建て)と、値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も売り先行からマイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、週末特有のポジション整理や原油価格の下落により、マーケットは概ね方向感の乏しい展開が予想され、連日の上昇により利益確定の売りも出易いことから、指数の上値は重く推移する公算である。

 テクニカル的には、200日移動平均線(19,507円前後)が抵抗線となりそうだが、午後に予定されている日銀政策決定会合での金融政策発表で、サプライズな緩和策(市場予想は現状維持)が出てくれば、同移動平均線突破の可能性も出てくるだろう。下値は5日移動平均線(19,041円前後)が支持線となりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、一目均衡表の基準線(2,645ポイント)~転換線(2,668ポイント前後)のレンジ内取引となりそうだが、基準線を割り込んだ場合は、ボリンジャーバンドの-1σ(2,622ポイント前後)が次の下値メドとなるだろう。マザーズ指数は、引き続き200日移動平均線(882ポイント前後)を目先の下値メドと意識しながら、直近高値(910.87ポイント)更新を目指すが、200日移動平均線が下値を支えられない時は、25日移動平均線(863ポイント前後)までの調整も視野に入ってくる。

 本日の予想レンジ 19,100円~19,300円。(ストック・データバンク 編集部)

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