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2015年12月17日16時43分

【市況】週末終値で26週線を捉えてくるとムードは変わる【クロージング】


17日の日経平均は大幅に続伸。303.65円高の19353.56円(出来高概算22億4000万株)で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、9年半ぶりに利上げ決定した。米景気の回復が着実に進んでいるとの見方から投資家心理が改善し、日経平均は300円を超える上昇で始まった。その後も為替市場での円安も買い安心感につながるなか、一時19500円を回復する場面をみせた。

午後は利益確定売りからやや伸び悩みをみせたが、寄付き水準での底堅さが意識された。セクターでは水産農林、不動産、食料品、陸運、保険などが上昇する一方、鉄鋼が小幅に下落。東証1部騰落銘柄は、値上がり数が1500を超えており、全体の8割を占めている。

日経平均は一時19500円を回復し、その後は上げ幅を縮めているが、心理的な抵抗となる25日線接近で強弱感が対立しやすいところであり、想定内といったところである。指数をけん引しているファナック<6954>、ファーストリテ<9983>なども寄付き価格を下回って取引を終えており、オーバーナイトのポジションは取りづらいだろう。

また、中小型株の一角についても大引けにかけて利益確定の流れが強まる動きがみられている。日銀の金融政策決定会合を控えていることもあろうが、短期筋の値幅取り狙いが中心になりそうである。もっとも、日銀会合への期待がない分、ETFの買入れ増額等でも出てくるようだと、相当なサプライズ感が出てくるだろう。また、日経平均は25日線での攻防となったとしても、週末終値で26週線を捉えてくると、センチメントを明るくさせよう。

《AK》

 提供:フィスコ

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