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【市況】東京株式(大引け)=303円高、FOMC通過で大幅続伸

 17日の東京株式市場は米株高や円安を背景に大幅続伸となった。日経平均株価は一時1万9500円台を回復する場面もあったが大引けはやや伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前日比303円65銭高の1万9353円56銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は22億4852万株、売買代金概算は2兆7809億7000万円。値上がり銘柄数は1589、対して値下がり銘柄数は251、変わらずは88銘柄だった。全体の8割強の銘柄が上昇し売買代金も増勢。

 きょうの東京市場は、前日に急反発し高値圏で引けた流れそのままに大きく買い優勢で始まり、寄り後も一段と物色人気が増した。注目を集めた米連邦公開市場委員会(FOMC)では9年半ぶりとなる利上げを決定、これを受け前日の米国株市場ではNYダウが200ドルを超える上昇をみせた。東京市場でもFOMC通過でリスク選好ムードが強まるなか、主力株中心に広範囲に買われる展開。外国為替市場では1ドル=122円台半ばと円安に振れたことも全体相場にポジティブに働いた。ただ、1万9500円近辺では上値が重く、後場は戻り売りに押され気味となった。

 個別では、ソニー<6758>が高く、ファナック<6954>も堅調、ダイキン工業<6367>も買われた。ブレインパッド<3655>が連日の人気、マネーパートナーズグループ<8732>値を飛ばした。丸井グループ<8252>、前田建設工業<1824>、キョーリン製薬ホールディングス<4569>なども物色人気に。半面、TDK<6762>、日東電工<6988>が軟調、コア<2359>も利食われた。日新製鋼<5413>も安い。日本通信<9424>、神栄<3004>、コーセル<6905>なども値を下げている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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