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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は122円台で推移か、株高期待でリスク選好的な円売り継続へ


16日のドル・円は東京市場では121円59銭から122円01銭まで上昇。欧米市場でドルは一時122円42銭まで続伸し、122円22銭で引けた。

本日17日のドル・円は122円台で推移か。米利上げでも米国株は強い動きを見せており、金融市場は混乱していないことから、リスク選好的な円売りは継続する見込み。

15-16日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の引き上げ(0.0%-0.25%から0.25%-0.50%へ)が予想通り決まった。利上げ決定を受けて米国株は続伸したが、政策金利が急上昇する可能性は低いとの見方が広がったことも関係していたようだ。

市場関係者の間では、インフレ動向が利上げペースを決定する最も重要な要因になるとの見方が多いようだ。FOMCのメンバーの多くは、失業率が5%前後で推移すれば、賃金は次第に上昇し、インフレ率は2%水準に向けて段階的に上昇していくことを想定しているとみられる。このような状況が十分予見できるならば、2016年に開かれる全8回のFOMC会合で4回の利上げが決定される可能性がある。

ただし、インフレ率(コアPCE)が現在の水準(1.3%程度)にとどまった場合、2016年における利上げは1-2回となる可能性も残されている。

《SY》

 提供:フィスコ

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